自分に合った練習方法を見つけるのは難しい
私が取り組んでいる「全力走行による問題点切り分け法」はあくまで自己流です。
なので、その方法が適切なのかどうかは初級者の私には分からない手探りの練習です。
でも、そもそも正しい練習法を知って取り組んでいる人はいるのでしょうか?
実車のレース参戦者が取り組むトレーニング方法ならばすでに確立した練習メソッドがあるはずですが、シミュレーション(ゲーム)にもそれが通用するかと言えば、それは違うと思います。
なぜなら、シミュレーションなら何度崖から転落してもクルマもプレイヤーも無傷で復活できるからです。
転落経験が豊富ならw、自分が転落するシチュエーションと走りの問題点も早い時点から把握できるので、結果的に転落しない走りが身につくもの早まるでしょう。
そうやって失敗からどんどん学べるのはシミュレーションのメリットです。
ただし、世間には様々な練習の考え方がありw、人によって向き不向きがあるとは思います。
結局、初級者の練習法の適否は当の本人が判断するしかありません。
親切にアドバイスしてくれる上級者がいる人は幸運ですが、「夜間と雨のコンディションをみっちり走り込むと速くなるよ」などとアドバイスされたら気が重くなってしまいますし、最適なアドバイスをもらえたとしても、自力で課題設定して取り組む力が不要になるわけではありません。
もしそうであるならば、私のような初級者が、知識や経験がなくてもバランスよく上達できる手立てが必要です。
「練習法を知らないのにバランスよく上達なんて、そんな虫の良い話がどこにあるんや?」と思うかもしれませんが、以下はそんな私が取り組んでいるチェック項目です。
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初級者がバランスよく上達するためのチェックポイント
●操作関係が適正なポジションにあり、ぴたりとシートに腰と背をつけている
●走行中も肩や腕に無駄な力が入らないようにしている
●スタート時には、その走行の目的・狙いや注意点を必ず意識している
●全力モードの最中でも、常にもう一人の冷静な自分がメンタルの中心にいる
●走行中に良い手応えやちょっとした気付きがあれば次の走りで試すようにしている
●ハンドルやアクセル・ブレーキはほぼ意思通りに操作できる
●視線が進行方向奥をトレースし、地形からコースを予測している
●コーナーのブラインド側と、そのもう一つ先のターンをイメージしている
●クルマの重量とその慣性や荷重移動。タイヤの接地面のグリップを感じる
●シフトとアクセルでエンジンパワーの美味しい回転域をキープできる
●クルマが暴れてもあきらめず、ハンドルさばきで強引に抑え込めることがある
●走り終えたら必ず進歩の手応えを感じた瞬間と、苦手を感じた状況を振り返る
●発見やコツ、良い手応えなどの進歩の手がかりは即座にメモに書き残す
●練習終了後には反省を行い、次回練習のテーマや目標を決めるようにしている
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というものです。
項目の中には難しく感じるものが多いかもしれませんが、そもそも初級者にとっては何もかもが難しいことだらけですから、いちいち気にしません。(^^)
あくまで自分の現状レベルでできているかどうかを判断すれば良いだけです。
例えばタイムが頭打ちで伸び悩んでいる時期でも、チェックを入れられる項目が一つでも増えれば、自分の進歩を知ることができます。
と同時に、チェックがついていない項目は、今後の練習テーマにして取り組めば、練習内容のバランスも整いやすいだろうと考えています。