<脱初級のラリゲー修行:LV23> パーシャルの重要性に気付く

たかがエンブレ

私が以前このような図を示しましたが、そこにはエンジンブレーキ(以下:エンブレ)の要素が含まれていませんでした。

なぜならエンブレは「減速時にちょっと役立つもの」程度の認識だったからです。

 

そこでエンブレをイメージ図に加えて表現すると以下のようになります。

されどエンブレ

私がブレーキを引きずらないコーナリングに取り組むようになって7分の壁を突破し、よりコーナリングフォースを引き出すべく練習に取り組んでいると、高めのギアを使った時に区間ベストが出ることがありました。

体感的にも高めのギアのほうが速度が乗っているようで、「ひょっとするとこれはエンブレの関係なのかな?」と気づいたのでした。

 

それまでエンブレを意識していなかった私は、コーナリングフォースを最大にするためにアクセルとブレーキのどちらも戻していたのですが、それはエンブレを効かせた状態だったという訳です。

つまり影響は弱いながらもブレーキをひきずってコーナリングしているのと同じ状態だったわけですから、低めのギアでエンブレのデメリットが出やすかったのでしょう。

 

だとすれば、下図のように、アクセルをパーシャルにすれば、その分だけタイヤのグリップをより多くコーナリングフォースに変換できることになります。

パーシャルは究極のスロットルワーク

しかし、パーシャルというアクセルワークは、手応えが感じにくく、限界ギリギリのコーナリングでそれを行うのはとても難しいです。

そもそもエンブレが感じ取れないのですから、それを打ち消すアクセルワークはどうすればよいのでしょうか?

そんなことを考えながらコーナリングしてると、かえってまともに曲がれなくなってしまうのです、、、

 

それならやらないほうがマシということになってしまいますが、どうやらパーシャルはコーナリング中のアクセルワークの常識らしいと知ったので、(^_^;)、パーシャルをマスターするために以下の点を心がけることにしました。

パーシャル区間では「ちょっとだけ」アクセルを踏んだ状態をキープする。

 

こんなアバウトなやり方では完全にエンブレを打ち消すことはできませんが、それでもアクセル全戻しよりはマシなはず。

これなら限界ギリギリのコーナリング中でも操作できそうですし、それを続けていればいずれは的確なパーシャルのスロットルワークが身に付く可能性が開けます。

 

それともう一つ、コーナリング中のスロットルワークがギクシャクすると低いギアの方が悪影響が出やすいので、ギアに迷うコーナーでは高めのギアを選択するようにしました。

 

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パーシャルと高めのギアを意識すると走りが乱れてしまいタイムがガタ落ちしましたが、コーナリング中のタイヤ接地面に掛かる力をイメージしながらしつこく繰り返しているうちに徐々にタイムが戻りはじめ、さらにベスト更新することができました。

6分58秒後半→6分57秒後半になりました。