タイトターンで遅れるステア操作
コーナーのインベタ問題が改善すると、タイトターンでのハンドルの切り込みや戻しの操作が遅れてしまうことが次の問題として浮上してきました。
そこでまずは操作のタイミングを早めることを試してみたところ、タイミングが早いほどインベタになりやすいので、そうならないようにじわっとハンドルを回さざるを得ません。でも、それでは曲げ込みが不足してコーナー後半に外へとはらんでしまいます。
そこで、切り始めるタイミングを変えるのではなく、ハンドルを勢いよく切るようにしてみたところ、これだと切り始めも戻しも間に合う感じになりました。
要するに切り込む勢いが足りなかったということですね。
操作の理屈としては、グイっ!と素早く切って一気にアウト荷重にし、タイヤが踏ん張って曲がりこむ状態に持ち込むということなのでしょう。
しかし、タイトターンが小刻みに連続すると、ハンドルを速く回すための腕の動きが忙しすぎてもたつき、操作のタイミングが狂ってしまいます。
また、ハンドルを大きく切るとシフトパドルも操作しにくいのです。(私はまだシフターを使っていないので、パドルシフトしかできません)
ハンドルの回転角度で激変
もたつきをなくそうとあれこれ練習していて、ふと、「ハンドルの回転角度を減らしてみたらどうだろう?」と思いつきました。(現状の回転角度を調べてみると720°でした)
そんなことをしてハンドル操作が過敏になる不都合はないのでしょうか?
さっそくいろんな角度を試してみたところ、300°あたりでは、車体がまるでカートのように小さくなった感じがして左右の荷重移動も明確で、それまではハンドルを切っても思い通りに曲がらなかったクルマが面白いように向きを変えはじめました。
回転角度の変更で曲がるフィーリングが激変したことが楽しくて、なかなか練習をやめられませんでした。w
ただし、勢いよく切りすぎるとタイヤの向きの変化にクルマの挙動が追いつかず、グリップを失いやすいようです。ただ、滑り出した時に一瞬ハンドルを戻した時もタイヤの角度が大きく反応するので、リカバリーしやすい感じもあります。
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練習開始時のベストタイムは8分20秒程度でしたが、ハンドルの回転角度を変更したことでコーナー進入と脱出のミスが減り、コースアウトの回数もさらに減ったので8分が切れるようになってきました。