コースアウトを警戒しすぎてインベタになってしまう問題
コーナーアプローチの大きなミスが減ってきたのは進歩ですが、その先のライン取りがうまくいきません。
目線は路面のイン側奥を見ているのですが、インにつくのが早すぎてインベタのターンになることが多いのです。そこでこれを練習テーマに取り上げました。
前回の練習以降、減ってきたとは言え 相変わらずコースアウトが多いので、その警戒心もあってインベタラインになってしまうと「しまった!」と思うほど大きく速度をロスしてしまいます。
そこで意識的にイン側に寄り過ぎないようにとハンドルの切り加減を抑え気味にしてみると、滑らかなラインが描けずライン修正で肩に力が入りっぱなし、、、
これにはしばらく悩んだのですが、ふと『クルマは見ている方向へ行こうとする』のであれば、コーナーのイン側ばかり見ているからインに寄りやすいのではないか?と気が付きました。
※それまでは「飛び出す方向を見てしまうから曲がりきれなくなる」と信じていました。
イン側の悩みをアウト側で解決する
そこで、「コーナー奥アウト側の樹木などを目印に曲がってみたらどうだろう?」と思って試してみたところ、私にはこれがとても曲がりやすく感じるのです。
その理由を考えてみると、コーナー奥アウト側の目印に向かっていくと、ハンドルを切りすぎることが防げる上に、目印との衝突を避けるイメージで自然とハンドルをイン側に切りやすいからだと分かりました。
要するに、外側の目印にわざとぶつかりに行くイメージの方が曲がりやすいことを発見したわけです。
コーナー外側に目印を見つけて曲がる方法でインベタの失敗が減ると、ラインのRも緩やかになり、さらにコーナーの出口が見え始めるタイミングも早くなります。
そのおかげで、「あっ!オーバースピードかも」と思ってコーナーに入ってしまってコースアウトを覚悟しても、何事もなかったかのように走り抜けてしまう場面がちらほらと現れるようになりました。
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練習開始時のベストタイムは8分30秒程度でしたが、コーナー外奥に目印を見つけるコーナリングに変えたことで、コーナーの速度が少し上がったことに加え、コースアウトのペナルティタイムが減ったことで8分20秒程度までタイムUPしました。