<脱初級のラリゲー修行:LV5> 失敗の原因を切り分けて優先度の高い課題をピックアップする

”遅すぎる” か ”オーバースピード” のどちらかしかない初級者

初級者はあまりにも対処すべき問題が多すぎて、しかもそれらが絡み合い、まるでもつれた糸の塊のような状態です。

苦手を解決しようと手探りでもがいても、そもそも正しい対処法を知らないので思い通りにならずイライラしたり凹んだりで悲しくなってきます、、、

 

「アクシデントなく着実に、そしてなおかつ速く走ること」はラリーではとても重要なことですが、初級者にはオーバースピードで失敗するだけでなく、「遅すぎるという失敗」もあります。そういった遅すぎる失敗をなんとかしようと思って速度をちょっと上乗せしたとたんにコースアウトを連発。

 

”遅すぎる” か ”オーバースピード” のどちらかしかない状態だと、「どうすりゃいいんだぁ~~、、、(><;)」と頭を抱えてしまいます。

 

これなどはまさに失敗の原因がもつれ合った状態です。

そこでまずは、もつれ合った問題点の中から、優先度の高い課題を探り出すことにしました。

あらゆる問題を出し切るための走行

しかし、そもそも問題点に自分で優先度をつけることができるのでしょうか?

そこでまずは、今抱えている問題点をすべて表面化させて、自分自身でそれが認識できるようにすることが先決です。

 

そのための方法が、「全力で走行する」という方法です。

失敗しないようにビクビクしながら走るのではなく、むしろ失敗しまくるために全力で走るのです。

 

スタートダッシュし、最小限のブレーキングでコーナーに飛び込み、グリップの限界スレスレでターン、立ち上がりも全開加速。

もちろん、初級者がそんなことをしようとしてもコースアウト連発です。

でも、そこから直ちにコースに戻して走行を続行。全力走行とコースアウトを繰り返しながらフィニッシュします。(マシンがパンクしたり大破して走行不能になることの方が多いかも?)

もちろん、この走行で上達するために不可欠のルールがあります。

 

1:タイムトライアルモードで行う。他者のタイムや順位は一切気にしない

2:失敗は研究材料だと認識する。コースアウトしても「失敗の原因」を一瞬考えてからコースに戻ってゴールまで続ける

3:走行を繰り返しながら、必ず失敗する場所はどこか? どういった失敗や苦手のパターンが多いのか?を考える

4:一番多い失敗が分かったら、その失敗や苦手を改善する方法を考えて試してみる

5:一番多い失敗や苦手が減ってきたら、自分なりにそのコツを掴んでおく

6:一番多い失敗が改善したら、次に多い失敗を探り出して取り組みを始める。

7:これまでにない「良い走り」をした瞬間があればその感覚を頭に刻む

8:集中力が落ちてきたなと思ったら練習を終了し、練習のベストタイムを記録する

 

「コースに戻って続ける」というのは、コースアウトのロスタイムもラリーの実力の内ですから、しっかりロスタイムの痛みを抱えながらでも最後まで走り切るというメンタルを鍛える意味合いがあります。安易にリスタートしてしまうと、嫌な現実から逃避する癖が上達を阻んでしまうと考えました。

なお、ゴールまで走り切ったあと、再び練習を再開するときは「RESTART」ではなく、「QUIET」で一旦終了し、「TIMETRIAL」から入り直してください。

その理由は、ゴール後に「RESTART」を選択するとタイヤが摩耗した状態でグリップが低下しているからです。(トリップメーターを見ると走行距離が増えているので分かります)

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というわけで、実際に初級者の私がこの練習に取り組んでみたのですが、果たしてどのような展開になるでしょうか。

 

※この練習法は知識も経験も乏しい初級者の私が一人で試行錯誤する取り組みですので、私以外の方にオススメできる方法ではなくあくまで一例です。その点を予めご理解願います。でも、私のように手探りで練習している初級者の方の何かの参考や暇つぶしの役に立てればうれしいです。(^^)