本気で上達を目指すからには最初からアシスト機能は使わない
「EA SPORTS WRC」はリアリティを追求したシミュレーションゲームですから、実際にラリーコースを走行する難しさが疑似体験できます。
そして、それがあまりにも難しすぎる人向けにアシスト機能が用意されています。
具体的には、<ABS・自動変速・アクセルを戻すだけでブレーキが働く・ホイールスピンを抑える・クルマがスピンしにくくなる>などの機能で、シフト操作を代行したり、プレイヤーのハンドリングやアクセル・ブレーキの操作を補正するように介入してきます。
(※:ABSや電子制御によるシーケンシャルのシフト方式やブレーキバランスやトラクションのコントロール機能などを、それがまだ実現していなかった時代のクルマに設定するのは、非現実的なメカニズムの適用という観点からすればアシスト機能と見なせるかもしれません。例えばクラッチとHパターンシフトしか選択肢のないクルマを2ペダルとシーケンシャルシフトで走らせるなどです。ただし、エンスーなこだわり抜きにエンジョイするのであれば、もちろん「何でもアリ」でしょう)
アシスト機能の目的は、クルマが思うようにコントロールできないプレイヤーがゲームをエンジョイしやすくするためのサポート機能だと思います。
だとすれば、「クルマを思い通りにコントロールできるようになりたいプレイヤー」にとっては、むしろ不要なサポートということになります。
アシスト機能を使わないことで、クルマが暴れ馬のようになったとしても、どう操作すれば、クルマがどう反応するかを正しく知ることは上達に欠かせない学びですから、そうであるならば、アシスト機能は最初から使わないことにしました。