<設計編-4> イメージとアイデアを図面に反映させる

イメージを紙にスケッチすることから始める

頭の中に浮かんでくる様々なイメージやアイデアを具体化させるには、まず紙に描いてみるのが一番です。

そこで、すでに調達済みのハンコン・ペダル・シートの各部寸法関係を調べ、それらが配置された状態をスケッチのように描きます。

 

さらに推定したポジションを当てはめては次々と生じる矛盾点や問題点を解決する作業を2週間ほど繰り返し、徐々に図面を仕上げていきました。

 

PC画面上へと作業が移り、ようやく設計図らしくなりました。

コックピットに求める条件を木製構造で満たすという難題に対して私が知恵を振り絞った結果がこの図面です。

もちろん前例がないだけにこの設計でうまくいくのかどうかは未知数です。

 

木製コックピットならではの発想を具体化させてゆく

コックピットの構造は、フレームにシート・ペダル・ハンコン(・モニター)などが全てガッチリとボルト固定されるのが基本的なパターンでしょう。

そのようなコックピットと私の設計図は見た目が似ていますが、ボルトによる固定方法はほとんど用いていないのが根本的に大きく異なる点です。

 

もし狙い通りの性能でコックピットが完成すれば、160mm幅アルミ押出材フレームのコックピットと剛性面では同等。さらにポジション調整面ではそれ以上のメリットが期待できる高剛性なコックピットが実現するはずですが、、、、